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「ドイツの子どもは審判なしでサッカーをする」って本当

こんにちは

 

サッカーより漫画が好きなTコーチです

 

 

 

「ドイツの子どもは審判なしでサッカーをする」をという本を最近読んだので簡単に紹介したいと思います。

 

著者の中野さんという方ががドイツの文化や考え方が育成年代の子供たちに良い影響を与えていることを、自分の考えも含めながら話ししていました。

 

ちなみに中野さんはドイツで10年以上育成年代を指導しているそうです。

 

海外で指導してだけるでなんかカッコいいと思ってしまう自分、、、

 

 

【具体的にドイツサッカーの特徴とその理由をざっくりまとめてみた】

 

 

1.高校生年代まで全国大会を行わない

過度なプレッシャーを与えすぎないため。

燃え尽き症候群を防ぐため。

 

 

2.トーナメントよりリーグ戦が多く取り入れられている

負けたら終わりではないのですぐに次の試合に向けて意識を向けることができる。

失敗を取り戻すチャンスが毎週訪れる。

 

 

3.こどものポジションを固定しない

いろいろなポジションを経験することで視野が広がる。

全員が攻守に関われる。

 

 

4.U-9年代までは審判なしで試合をおこなう

ルール通りにやろうすることで、子供たちが持つ根源的な欲求である「ゴールを狙い、ゴールを守る」という気持ちの妨げになると考えている。

最低限のルール以外はあいまいさを持たせながらやっている。

大人が口をださないことで子供たちの主体的な気持ちに繋がる。

 

 

5.自分で考え行動することを幼稚園からやらしている

自由な気持ちでやりたいことをやらせる。

自分の力で達成できたという経験ができる

 

 

6,監督のいうことを聞くだけの子は評価されない

大人の言うことがすべてではないと考えている。

子供が自分で考えて決断をすることが大切だから

 

 

7.少年サッカーには「控え選手」がいない

みんなサッカーがしたい、試合にでたいと思っている。その気持ちを大切にしている。

チャンスが与えられることでモチベーションが上がる。

 

 

8.サッカーは決して一番なことではない

人との付き合い方や社会における立ち振る舞い、物事への取り組み方の人間性の部分が一番重要。その次に学業、その次にサッカー。

プロサッカー選手になるのはごくわずか。サッカーがダメだった時に社会人として生きていけるようにしなければならない。

 

 

 

◆感想◆

ドイツ人が育成年代で「試合に勝つこと」よりも「サッカーを楽しむこと」、「プレーすること」を大事にしているのは意外でしたー。もっと勝ちに拘っていると思ってました。

 

昔は育成年代から勝ちに拘っていたようですが、代表チームが勝てなくなってから、育成年代での指導を根本的に変えたみたいですね。

 

目先の結果だけを求めるのではなく、将来を見通して指導しているんですね。

 

 

日本でもできることばっかりなので、いいと思った人は自チームに取り入れてはどうでしょうか?